文化の台湾 (2018/11/09)武侠小説の巨匠・金庸

  • 09 November, 2018
  • 曾輿婷
10月30日、武侠小説の第一人者・金庸は94歳で天国に召された・

先月の末、10月30日に、一人の巨匠が天国に召されました。台湾だけではなく、中華圏の多くの人々を驚かせました。

その人の名前は、查良鏞です。本名より、最も知られているのは、名前の最後の字「鏞」を半分に分けてできたペンネーム「金庸」でしょう。金庸は、1924年に中国の浙江省に生まれました。今年の10月30日に、94歳で天に召されました。「武侠小説の第一人者」と呼ばれている彼は、1950年代に新聞社で就職していました。1954年、当時香港武術界の二大宗家の当主が対戦し、一時的に世の中は武術の話題に溢れています。それをきっかけに、新聞社は武侠小説の連載を企画しました。

元々金庸の先に武侠小説の連載を担当する人がいましたが、彼が手一杯になり、新しい連載に手がける暇はなかったそうです。頭を悩ました編集長は、金庸の家まで押し寄せて来て、連載を頼んだそうです。そして1955年、彼は30歳のとき、異民族の清朝に反抗する物語をテーマにして、初めての武侠小説、書く、刀剣の剣、恩人の恩、仇と収録の録と書いて、「書剣恩仇録」を発表しました。

「小説で食べていけると思わなかった」と話した金庸ですが、「書剣恩仇録」で一躍人気作家になりました。それから武侠小説の創作に精を入れた彼は、1969年に断筆するまでに、合計15作の武侠小説を発表しました。