后里園区の故宮花蝶館、故宮博物院の人気展示品「翠玉白菜」も出展
今日11月3日から台中市で『2018台中世界花卉博覽會/2018台中フローラ世界博覧会』が始まりました。この『台中フローラ世界博覧会』は、2010年に台北で開催され大成功を収めた『台北花の国際博』に続く、国際園芸家協会(AIPH)後任の国際園芸博覧会で、「Rediscover GNP:Green、Nature and People/花でGNPを見つけた:自然が心地よい新しい花の都」をメインテーマに、台中市の后里、外埔、豐原の3つのエリアで花と緑の祭典が行われます。
さらにこの3つの会場それぞれに異なるテーマを設けています。
地理的条件と気候に恵まれ、一年を通して、ポンカンやオレンジの一種・ハニータンジェリン、ライチ、高接ぎ梨、ドラゴンフルーツ、ぶどうなどの果物の他、オンシジウム、アンスリウム、ユリといった花など、様々な農産物が育ち、世界中へ輸出をしている外埔。この農産物が豊富な外埔の「Waipu Park Area/外埔会場」では、「花と果物の故郷」をテーマに農業レジャー体験や自然環境教育などを主体としたイベントや展示が行われます。
后里では、馬場会場と森林会場の二つのエリアがあります。馬場会場は、その名前の通り、馬の調教などを行っている場所。この后里の馬場は台湾で最も長い100年の歴史を持ち、最も大規模な公営馬場です。市定古跡にも登録されている日本統治時代からの厩舎(きゅうしゃ)も残っています。一方、森林会場はかつて軍人が拠点としていた軍営で、そこにとても珍しく貴重な樹木群が残っている場所です。そんな馬場会場と自然豊かな森林会場を合わせて、后里では「花と馬の楽園、森林花園」をテーマに、既存の施設を修繕し、馬場の歴史建築と文化景観を尊重しながら、馬とふれあいを楽しめたり、馬術のパフォーマンスを行ったりと、バラエティ豊かなプロジェクトを盛り込み、多彩な遊園地のようになっています。また、会場内では、国際庭園コンテストも行われ、様々な国の園芸家が絵画さながらの美しい庭園を作り上げています。
そして「ウォーターフロント・花の都」をテーマにした豊原葫蘆墩公園。葫蘆墩公園には川が流れていて、その川を整備して、生態環境を創造、景観建設を行っています。緑地、自然、人が公園の環境全体に溶け込んで、自然に親しみながら、特色ある花と景観栽培の中をのんびり歩くことができます。