台湾博物館(2018/02/04)「台湾通信」故郷・山口と台湾を結ぶものーー在台日本人作家 栖来ひかり(2回目)

  • 04 February, 2018
  • 早田 健文
栖来ひかりさん、著書を持って
「山口―西京都的古城之美」

インタビュー

在台日本人作家 栖来ひかり(2回目)

 

台湾は2010年ごろから、日本植民地時代の建物を保存し、あるいはリフォームして再利用することがブームとなっている。

栖来さんの著書には、そうした建物とそれにまつわる歴史がたくさん登場する。しかし、そうしたテーマを取り上げる際に注意していることは、決して日本植民地統治を礼賛しないこと。

台湾には異なる歴史認識がある。

台湾では「移行期の正義」が促進され、国民党による戒厳令時代に対する清算が進められている。

それが終われば、次に「移行期の正義」の対象となるのは日本植民地時代のはずだ。

現在、台湾の人たちは古いものを残すことだけに専念している。

それが終わって、台湾の人たちがそうした日本植民地時代の意味を考え始めた時、何がやって来るのか、日本人は心の準備をしておくべきだ。

  

【栖来ひかりさんのプロフィール】 

京都市立芸術大学美術学部卒業

音楽・映像制作に携わる。

2006年から台北在住

著書「台湾Y字路さがし」(在台灣尋找Y字路)2017年

  「山口―西京都的古城之美」2018年

ブログ「台北歳時記」https://taipeimonogatari.blogspot.tw/