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台日コラボのリアリティー番組、台湾の芸能人が花蓮-石垣島カヤックの旅に挑む

  • 08 May, 2024
  • 王淑卿
台日コラボのリアリティー番組、台湾の芸能人が花蓮-石垣島カヤックの旅に挑む
台湾のテレビ局「三立電視(SET)」などを傘下に抱える三立グループが4月29日、「『転動台湾 映視出海』-台日影視交流合作発表会」と題する記者会見を開き、台湾の芸能人7人が台湾東部・花蓮からカヤックを漕いで、260㎞離れた沖縄県石垣島を目指すリアリティー番組「上船了!各位」など、日本と共同製作するコンテンツを発表した。記者会見には、文化部の史哲・部長(文化相、右から2人目)、海洋委員会の管碧玲・主任委員(右)、台湾の対日本窓口機関である台湾日本関係協会の蘇嘉全・会長(右から3人目)、台湾における日本大使館に相当する日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(右から4人目)らが参加した。左から4人目は三立グループの高明慧・総経理。(写真:三立グループ提供)

台湾の映像コンテンツの国際化を推進し、台湾と日本のエンターテインメント分野における交流と協力を引き続き促進するため、テレビ局「三立電視(SET)」などを傘下に抱える三立グループは「上船了!各位(乗船しよう、皆様という意味)」など、複数のコンテンツを日本と共同製作しています。

三立グループは4月29日、「『轉動臺灣 影視出海』─臺日影視交流合作發表會(台湾を動かそう、映画テレビの海外進出―台日映画テレビ交流協力発表会)」を開催し、「上船了!各位」という作品を発表しました。

台湾の対日本窓口機関である台湾日本関係協会の蘇嘉全・会長、日本の対台湾窓口機関台北事務所の片山和之代表(駐台大使)、日本の海上保安庁に相当する、台湾の海洋委員会の管碧玲・主任委員、文化部(日本の文科省に類似)の史哲・部長が招かれて記者会見に出席しました。

三立グループの高明慧・総経理はあいさつの中で、同グループは創業以来30年間、さまざまな映像コンテンツを世に送り出してきた。ここ1、2年は台湾と日本の交流が非常に活発で、日本は台湾人が最も好きな海外の旅行先になっており、昨年日本を訪れた台湾人旅行客の日本での消費額は1,700億台湾元(約8,200億日本円)に達したほか、半導体の受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)も熊本に工場を設置したなど、旅行業や半導体産業からメディア産業に至るまで、三立グループとしてもこの潮流に乗って、日本とさらに交流や協力を深めていきたい」と説明しました。

台湾日本関係協会の蘇嘉全・会長はあいさつの中で、カヤックで台湾東部から日本の石垣島を目指すという企画は、非常にハードルの高いチャレンジだ。皆さんが心配するだけでなく、私たちも皆さんのことを心配している。そのため、三立グループの撮影チームが日本入りするときは、私たちは沖縄で皆さんを待つ。現地の自治体のトップや、石垣島でビジネスを行っている台湾人ビジネスマン、石垣島に住む台湾の人々などにも声を掛けて盛大に歓迎できるように手配したいと述べました。

日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表は、「この番組では7人の勇者がノンストップで花蓮から260キロメートル離れた石垣島までカヤックを漕いでいくと聞いた。これは決して簡単なことではない。参加する人たちの意志と熱意に敬意を払う。チームが石垣島に到着したときは、日本の人々が待ち受け、皆を熱烈に歓迎するだろう。この番組を通して、日本と台湾の関係と交流がより深まるよう期待している」と述べました。

「上船了!各位」という番組は、海をテーマとし、環境の持続可能な開発を理念とするリアリティー番組です。台湾の芸能人7人が台湾東部・花蓮からカヤックを漕いで、260㎞離れた沖縄県石垣島を目指す、「260キロメートル、60時間かかる」初めてのリアリティー番組です。

海洋委員会の管碧玲・主任委員はあいさつの中で、台湾の芸能人らがこのようにカヤックを漕いでいくことについて、私も蘇嘉全・会長と同じように心配している。蘇・会長は沖縄で皆さんを待つと約束した。私は皆さんがカヤックを漕いで航行する際、海洋委員会海巡署は全行程において皆さんを護衛すると約束すると言うと、会場から拍手が沸き起こりました。

文化部の史哲・部長は、昨年「文化の黒潮」という概念を打ち出した。「上船了!各位」という番組は、ちょうど黒潮と文化に呼応している。「島は船、海は道」といわれるように、台湾の歴史的な位置づけを完全に覆すことにした。特に情報通信、デジタル、インターネットの世界では海はもはや隔たりではなくなっている。同じ島国である台湾と日本は、常にともにあり、交流を行っており、深い絆で結ばれている。「上船了!各位」というリアリティー番組は、海洋文化を紹介する番組だけではない。映画とテレビなどの映像コンテンツの視点からすれば、台湾はすでにテレビの時代からグローバルなインターネットの時代にまい進したといえるとし、この番組の制作を高く評価しました。

「上船了!各位」という番組は、台湾の三立テレビ(SET)と中華テレビ(CTS)、それに日本の極東電視台(極東テレビ、東京都港区)が共同で制作するリアリティ番組です。

台湾の男性俳優・歌手である胡宇威(ジョージ・フー)さん、雷艾美(エミー・ライズ)さん、南部・台南市出身の元大リーガーである郭泓志(グォ・ホンジー)さんら、蔡昌憲さん、KID(林柏昇)さん、瑞瑪席丹さん、鍾瑶さんという7人の芸能人が、台湾東部・花蓮から約60時間ノンストップでカヤックを漕ぎ続け、260㎞離れた日本の石垣島を目指すというものです。

ロケは6月に行われ、「三立都会台(SET Metro)」で7月20日から毎週土曜午後8時に、「華視主頻(CTSメインチャンネル)」では7月27日から放送します。


なお、三立テレビと、日本のSPO(エスピーオー)株式会社が共同制作した、台湾発のオリジナルBLドラマ「VBLシリーズ」は、5月20日、CS日テレで放送される予定です。

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(編集:王淑卿)

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