世界保健機関（WHO）の最高意思決定機関である世界保健総会（WHA）が今年5月27日から開催されますが、台湾は未だに招待状を受け取っていません。アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は1日、台湾が世界保健機関に参加できないことは、世界的な公衆衛生の安全保障の弱体化を招くとして、世界保健機関に対して台湾のオブザーバー参加を再度受け入れるよう強く求めました。
スイス・ジュネーブで開催される世界保健総会を控え、ブリンケン国務長官は1日、声明を発表し、台湾のWHAへのオブザーバー参加に対する支持を表明しました。ブリンケン国務長官が公の場で台湾のWHA参加への支持を表明したのは、2021年1月の就任後、4度目です。
「台湾は2009年から2016年まで、異議なしの状態でオブザーバーとして世界保健総会に参加したが、その後、同総会から排除された」と説明したブリンケン国務長官は、台湾の優れた能力と方法は、世界保健総会の会議の内容に大きな価値を与えた。台湾は世界的な公衆衛生危機を解決する能力を見せ、世界的な公衆衛生システムを支持する意思を繰り返して表明してきたと、台湾のオブザーバー参加を支持する理由を説明しました。
（編集：王淑卿／本村大資）
