日本の「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症し、27日午前2時過ぎ時点では2人目の死亡事例が報告されたことは台湾でも大きな注目を集めています。
台湾南部・台南市の製造業3社は26日、小林製薬から輸入された紅麹の原料2.7トン、半製品、製品、カプセル2万箱などを自発的に回収しました。
衛生福利部食品薬物管理署(台湾FDA)は2019年から2023年まで、市販されていた紅麹の成分を含む商品に対して抜き打ち検査を実施、検査対象となった199件からは腎臓の病気を引き起こすおそれがあるとされるシトリニンは検出されていません。
食品薬物管理署は、これまで紅麹の成分を含む健康食品やカプセルなどからいずれも異常が見つからず、これからもこういった食品に対して抜き打ち検査の実施を継続すると共に、世界各国の関連情報を収集して抜き打ち検査の内容を調整していくとしています。
(編集:王淑卿/本村大資)