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「8年の呪い」を破る頼清徳氏が勝利宣言、有権者に感謝

  • 13 January, 2024
  • 王淑卿
「8年の呪い」を破る頼清徳氏が勝利宣言、有権者に感謝
与党・民進党の頼清徳・総統候補が、政権与党は2期8年までという「8年の呪い」を破り、今年(2024年)1月13日に行われた第16代正副総統選挙で当選を果たすことがほぼ確定しました。選挙結果は中央選挙委員会が発表してから正式に決まります。(写真:AFP)

与党・民進党の頼清徳・総統候補が、政権与党は2期8年までという「8年の呪い」を破り、今年(2024年)1月13日に行われた第16代正副総統選挙で当選を果たすことがほぼ確定しました。選挙結果は中央選挙委員会が発表してから正式に決まります。

頼清徳・候補は13日午後8時半に蕭美琴・副総統候補と共に、国際記者会見を開き、台湾の人々が台湾の民主主義のために新たな一ページを切り開き、全世界に民主制度の大切さを示したことに感謝すると共に、台湾の人々は行動で民主主義と権威主義の中から民主主義を選び、外部の勢力による選挙介入に成功裏に抵抗したことを評価しました。

頼清徳・候補は、中華民国の憲政体制に基づいて高ぶらずへつらわずに、現状維持と台湾海峡の平和と安定の維持に努めることは総統としての使命になると強調しました。

開票作業が進むにつれ、民進党の頼清徳・蕭美琴ペアは、総統の直接選挙が初めて実施された1996年から、初めて「8年の呪い」を破って当選を果たした正副総統コンビになることも明らかになりました。民進党政権もこれで12年連続で政権与党になる見込みです。

頼清徳・候補は、この総統選挙は、2024年に全世界で行われる初めての大規模な選挙で世界的に注目を集めている。台湾は民主主義陣営にとって初となる勝利を収めたほか、三つの意義も浮き彫りにしている。この三つの意義とは、①台湾は全世界に民主主義と権威主義について台湾は民主主義を選んだことを告げた。②台湾の人々は行動を用いて外部の勢力による選挙介入に成功裏に抵抗し、自分の総統を自分で選んだ。③頼清徳・蕭美琴ペアが最も多い支持を得たことは、国家はこれからも正しい道を歩んでいくことを示している。方向を転換することはなく、振り向くこともないと説明。これから、蕭美琴・副総統候補と、蔡英文・総統が過去8年間作った強固な基礎の上で、人民の福祉増進のために努力すると約束しました。

中国との台湾海峡両岸の問題について、頼清徳・候補は、台湾海峡の平和と安定の維持は、総統にとって重要な使命だ。今後も中華民国の憲政体制に基づいて台湾を守っていくと意気込みました。

頼清徳・候補は、「高ぶらずへつらわずに、現状を維持し、対等と尊厳が保たれる前提の下、拒絶の代わりに交流を、対抗の代わりに対話をという原則に沿って、中国と交流と協力を行い、台湾海峡両岸の人民の福祉増進のために、平和的な共存共栄の目標を達成するためにも努力する」と述べながらも、「中国の『文攻武嚇(言論による攻撃と武力による威嚇)』から台湾を守る決意もある」と強調しました。

(編集:王淑卿/本村大資)

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