来年2024年1月13日に予定されている次期正副総統選挙まであと4カ月を切りました。台湾の二大野党、中国国民党と台湾民衆党が連携するかどうか、注目を集めています。
台湾民衆党の公認候補、柯文哲・主席の選挙オフィスは29日、国民党の公認候補と民衆党の公認候補に対する第三者世論調査結果を比較し、敗北した方が、出馬を断念すべきだ。これによって与党・民進党の公認候補である賴清徳氏に挑戦できると主張しています。
国民党と民衆党の連携について、先日、民衆党の公認候補、柯文哲氏は、国民党が世論調査結果を比較せずに、しかも、総統のポジションを求めている。これは、どのような協力だろうかと批判しましたが、柯文哲氏は28日、国民党と民衆党は最後は必ず組むだろうと言い直しました。
これに対し、柯文哲氏の選挙オフィスの陳智菡・スポークスマンは29日午前、柯文哲氏が話した「組む」とは、政党の協力、調和を指していると説明しました。
陳智菡・スポークスマンは、「民衆党は、公平な第三者機関による世論調査を通じて最強の候補者を選出すると主張している。これによって、民進党の賴清徳に挑戦できるだろう。世論調査で敗れた人が出馬を断念すべきだ。そうしたら、政権交代を実現し、民主主義を守る目標を達成できるだろう」と話しました。
陳智菡・スポークスマンはまた、柯文哲氏が政権を獲得した場合、連立政府を構築し、各党派から優れた人材を受け入れ、同時に国家の正常化を目指し、内閣制を推進する必要があると考えている。民進党の最大派閥の新潮流派や新権力者が国の資源を支配することを防ぐため、2024年の政権交代が必要だと述べました。
(編集:許芳瑋/中野理繪/王淑卿)