
ロイター通信は、アメリカのジェイク・サリバン(Jake Sullivan)ホワイトハウス国家安全保障担当大統領補佐官と中国の王毅(おうき)・外相が16から17日にかけて、地中海の島国マルタで会談したと報じました。
ホワイトハウスと中国外交部の発表によりますと、双方は「率直で実質的かつ建設的な」多数の対話を行ったということです。
世界最大の二つの経済体であるアメリカと中国は、双方の関係を安定させようとしているとみられています。バイデン政権の高官は、「限られた」初期の兆候から、両国間の断絶した軍事的なコミュニケーションが回復し始める可能性が伺えると述べました。
サリバン氏と王氏の会合は、アメリカと中国の高官による一連の高レベル協議の中で、最新の対話でした。これらの協議は、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平・国家主席の年末の会談の基盤を作ると考えられます。
(編集:許芳瑋/本村大資/王淑卿)