立法院の游錫堃・院長は4日、およそ百人近くの訪問団を率い、台湾北東部の宜蘭県蘇澳からフェリーに乗り、わずか110キロしか離れていない日本の沖縄県与那国島に向かいました。游・院長は、今回の訪問を通じて、観光視察、直航、国会外交という3つの重要な目的を達成できると期待しています。
游・院長は午前、交通部観光局の張錫聰・局長、宜蘭県の林姿妙・県長などの中央と地方のトップら、観光及び医療関係者らを率い、蘇澳からフェリーで与那国島に出発、夕方、蘇澳港に戻りました
出発前、游・院長は「遠足に行くような気持ちで、わくわくしている」と述べました。蘇澳は与那国島とわずか110キロ離れたため、非常に近いといえます。
游・院長は、過去、戒厳令下の台湾では、厳しい渡航制限があったため、双方の往来と交流が不便だったが、今では、これほどに距離が近い双方は交流を増やすことができるだろう。今回の訪問は、観光視察という目的もあり、今後、両国の観光発展を促進することや直航も期待できるだろうと指摘しました。
游・院長は与那国島に到着した後、日本の日華議員懇談会の古屋圭司会長の歓待を受けており、これは、国会外交の意義もあるということです。
(編集:許芳瑋/中野理繪)