
中国との外交関係樹立に努めている、中米にある国交国・ホンジュラスが現地時間25日、ツイッターに投稿し、我が国との国交断絶を宣言したことから、中華民国外交部(=外務省)は26日午前9時30分に臨時記者会見を開き、ホンジュラスとの国交断絶を発表しました。
ホンジュラスとの国交断絶後、我が国の国交国は13カ国になりました。
外交部の呉釗燮・部長(=外相)は臨時記者会見で、ホンジュラスと中国は国交樹立問題について話し合っている。意思疎通を図ることが難しいことから、国家の尊厳と主権を確保するため、即日からホンジュラスとの外交関係を断絶すると発表すると共に、双方の協力計画を全面中止し、大使館・総領事館と技術團・電力團の人員を撤収、ホンジュラスの駐台大使館の閉鎖を要求する決定も明らかにしました。
呉釗燮・外交部長はホンジュラスとの国交断絶を発表すると共に、関連の責任を回避しないとも述べました。
台湾はホンジュラスの外相が中国に赴き、両国の国交樹立の問題について話し合っていることを受け、張俊菲・駐ホンジュラス大使を召還し強い不満を表明しました。
なお、呉釗燮・外交部長は記者会見でホンジュラスから総額24.5億米ドルの金銭援助を求められたこと、ホンジュラスの駐台湾大使がきのう25日に台湾を離れたこと、今台湾にはホンジュラスの学生が175人いることも明らかにしました。