
海外メディアが、蔡英文・総統が3月末の外遊の際に、アメリカでトランジットする予定だと報じていることに対し、アメリカのホワイトハウスのカリーン・ジャンピエール報道官(Karine Jean-Pierre)は、台湾の高官がアメリカでトランジットすることは、慣例と一致しており、アメリカと台湾の非公式な関係およびアメリカの政策が変わることはないと発言しています。
イギリスで発行されている経済紙、『フィナンシャル・タイムズ』(Financial Times)は、蔡・総統は4月に中米を訪問するほか、3月30日にニューヨークで講演し、ハドソン研究所(Hudson Institute)のグローバルリーダーシップ賞(Global Leadership Award)を授与される予定と報じています。 また、帰国時には、ケビン・マッカーシー(Kevin McCarthy)アメリカ連邦議会下院議長と会談するほか、カリフォルニアのロナルド・レーガン大統領図書館(Reagan Library)での講演に招待されているとのことです。
定例記者会見で、ホワイトハウス高官は蔡・総統と面会する予定があるのかという質問に対し、ジャンピエール報道官は、台湾の高官がアメリカでトランジットすることは、慣例と一致しており、アメリカと台湾の非公式な関係およびアメリカの政策が変わることはないと述べています。
また、歴代の台湾の総統はすべてアメリカでトランジットしたことがあり、蔡・総統も2016年の就任以来、6回のアメリカでのトランジットは順調だった。来訪者の安全、快適さ、便利さ、尊厳を考慮した上でこのようなトランジットスケジュールであり、アメリカの一つの中国政策に合致している。トランジットは訪問ではなく、さらに、非公式でプライベートなスケジュールだとしています。
マッカーシー下院議長と会談するかどうかについて、ジャンピエール報道官は、過去のトランジットする期間は、台湾の高官がいつもアメリカの国会議員と会見する。国会は独立かつ平等な政府機関だと表明しました。
(編集:許芳瑋/中野理繪/王淑卿)