
外交部の劉永健・報道官が21日、蔡英文・総統のアメリカ訪問について報道陣のインタビューに答え、具体的な計画があれば適時に公開すると述べました。外交部の呉釗燮・部長が代表団を率いてアメリカを訪問し、アメリカの政府高官と対面することに関する外国のメディアの報道について、劉永健・報道官は、コメントを控えています。
アメリカのブリンケン国務長官が、中国共産党中央外事工作委員会弁公室の王毅・主任との会談で、台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を改めて強調したことに対し、劉永健・報道官は、次のように述べました。
劉永健・報道官は、外交部はアメリカと中国の指導層の交流に常に高い関心を払っており、台湾とアメリカとの間の意思疎通がスムーズに行われている。双方は良好な信頼関係にある。台湾はこれからもアメリカと密に連絡を取り、アメリカと中国との交流を随時把握できるよう頑張ると述べました。
外交部によりますと、バイデン政権は発足後、政府高官が公の場で声明を発表したこと、理念の近い国々と、台湾を支持する共同声明を発表したこと、軍艦を台湾海峡に派遣して「航行の自由作戦」という任務を執行させることなど、複数回にわたって台湾の安全保障に対する約束を重ねて表明しました。これらのことは、いずれも台湾の安全保障に対するアメリカ政府の高い重視と確固たる支持を示しているということです。