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米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン前司令官らが蔡英文・総統を表敬訪問

  • 02 February, 2023
  • 岩口 敬子
米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン前司令官らが蔡英文・総統を表敬訪問
蔡英文・総統は2日、総統府でアメリカインド太平洋軍の元司令官、フィリップ・デービッドソン氏率いる米シンクタンク国家アジア研究局(NBR)の代表団の表敬訪問を受けました。(写真:RTI)

蔡英文・総統は2日、総統府でアメリカインド太平洋軍の元司令官、フィリップ・デービッドソン氏率いる米シンクタンク国家アジア研究局(NBR)の代表団の表敬訪問を受けました。

蔡・総統は、旧正月明けの第一週に、総統府にてNBRからの友人を迎えることができ大変喜ばしい。フィリップ・デービッドソン氏率いる訪問団がコロナウィルス感染拡大後にまず台湾への訪問を再開してくれたことに感謝している。デービッドソン氏は司令官として在職中に台湾海峡の安全保障問題に非常に関心を寄せており、退任後も台湾海峡の問題に注意を払うようアメリカで呼びかけるなど、台湾海峡の安全に対するデビッドソン氏の貢献に感謝を述べました。

蔡・総統はさらに、台湾は権威主義の拡大に直面しており、国家の安全保障を確保し、民主主義と自由の価値を保護するため、台湾は自衛能力を向上させる必要がある。政府は国防強化という戦略目標を設定し、軍隊の再編成を提案した。台湾は地域の平和と民主主義の善良な力を守っていき、地域の繁栄と発展に貢献するため、新しい一年は引き続きさらに多くの勢力を終結していくと強調しました。また、来年からは兵役義務が1年延長し、訓練の内容も強化される。我々はより高い能力で国を守っていけると信じている。アメリカや理念が近いパートナーと協力関係を引き続きを深化させていきたいと述べました。

蔡・総統は、台湾とアメリカは軍事交流の強化に加えて、経済と貿易の協力も絶えることなく、例えば、台湾とアメリカの21 世紀貿易イニシアチブは第 2 ラウンドの交渉を終えたばかりであり、双方がさまざまな貿易と投資の問題をより効率的に解決し、ブロックチェーン、通信セキュリティ、科学技術などの分野でより緊密な協力関係を確立し、台湾とアメリカ、そして周辺地域と世界がより進歩的な発展を遂げるように期待すると述べました。

デービッドソン氏は挨拶のなかで、今回初めて台湾を訪れたが、温かい歓迎を感じている。ここ数日で台湾の民主主義と市民社会が繁栄していること、中共がどのように台湾を抑圧しているかということも目の当たりにしたと語りました。

さらに、デービッドソン氏は、台湾の人々の感情を観察すると、台北は活力に満ちており、多くの建設が進行中であり、非常に強力な産業もある。台湾とアメリカの関係は引き続き深化できると信じているとし、今回、蔡・総統から台湾の民主主義の発展について学び、蔡総統の全般的な安全保障と台湾とアメリカの関係の発展についての見解を聞きたいと考えていると述べました。

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