
立法院の游錫堃・院長(国会議長)は、国際宗教自由サミット、そして大統領をはじめ、各国の要人が出席する全国祈祷朝食会に出席するため1日よりアメリカを訪問しています。
游・院長は現地時間1日、国際宗教自由サミットに出席した後、メディアからのマッカーシー米下院議長の台湾訪問の可能性について問われると、2日の全国祈祷朝食会後に、台湾華僑との会合や夕食会などを終えたら台湾へ戻るとし、明らかにしませんでした。また、アメリカの官員の訪問について中国の反応は過度であると話しました。
游・院長は中共は過度に反応しすぎている。民主国家であるというが、民主国家であるならば、国会間の交流は非常に正常なことである。こうした過度の反応は、民主国家でないことの表れであると述べました。
また、游・院長はこれまで日本、ヨーロッパを訪れ国会を訪問した際にも中国からの抗議を受けたとし、台湾がそのほかの国々と交流することを説明することを求めるなど、戦狼外交であると述べました。
さらに游・院長は、私がアメリカに来ること、アメリカが台湾を手助けすること、すべて抗議となる。これは中国のSOPとなっている。中国の官員は抗議することで、存在意義があり、昇進できると話しました。
駐米代表処がマッカーシー米下院議長と游・院長の会談をセッティングできなかったことについて游・院長、そして蕭美琴駐米代表(大使に相当)はメディアに明らかにしませんでした。蕭代表によりますと、游・院長のアメリカ滞在期間が短く、スケジュールがつまっている。なるべくアメリカの友人らと意見交換の機会を設けていると語りました。
またマッカーシー米下院議長が台湾訪問の申請をしているかどうかについても、游・院長、蕭駐米代表は明らかにしませんでした。