
蘇貞昌・行政院長(=首相)が19日、蔡英文・総統に再度辞意を表明したことで、総統府は先日、陳建仁・前副総統が新行政院長になることを発表しました。
現在人事調整が行われており、31日に新旧行政院長の業務引継ぎ式が行われる予定です。
30日午前、蘇貞昌・内閣が総辞職し、行政院は臨時総会を開きこれを承認しました。
臨時総会後には行政院の前で記念撮影が行われました。
蘇・氏は、4年間を共に歩んだチームに感謝しました。
そして、肯定され、テストされ、残されたものは全てテスト済みのものであり9999/10000の純度で完璧だと述べました。
行政院長としての最後の日を迎えた蘇・氏は、皆を率いて国のため人々のために尽くすことができ光栄だったと述べました。
4年前は誰も楽観視していなかったものの、この4年間、共に協力しあい、さまざまなことを行い、異なるスタイルを生み出し、多くの成果を残してきたと話したということです。
また蘇・氏が、30日は彼が行政院長になって203回目の会議だったと指摘しました。
行政院長になった2019年1月14日から1478日間、皆と一緒にここに立っていたとし、日々、会議ごとに、我々はこの場所で最善を尽くし、あらゆる課題に直面した際は、国、土地、人々のために全力で取り組み、ベストを尽くしてきたと話しました。
また、彼自身の能力は限られており、まだ不十分な部分もあると感じていると述べました。
しかし、閣僚らは非常に良い仕事をしており、それはリーダー次第だとしました。
憲法によると、誰かが責任を取るべきときが来ており、自身で責任を取るとしています。
このチームは肯定され、テストされ、残されたものは全てテストをクリアしたものであり、9999/10000の純度で完璧だと述べました。
閣僚らも国、国民のために尽くし、見られ、認められたことでほっとしただろうと話しました。
また、旗とチーム名が変わり、隊形が変わるかも知れないが、台湾を守るという心は変わらないと述べました。
国、国民のために尽くすという気持ちは変わらないとしています。
蘇・氏は、別れを告げることとなるが、次期行政院長の陳建仁・氏のリーダーシップの下、この部屋、この場所で努力してくれることを知ると、非常に安心して嬉しく思うと述べました。
蘇・氏は12日、閣僚全員に茶器を贈っており、30日には茶葉を贈りました。
閣僚らに高温に耐え、おいしいお茶を入れてほしいということです。
また茶袋には小さなカードを添えたということで、メッセージを受け取ってもらいたいとしています。
(編集:風間みなみ/王淑卿)