
旧正月の連休が終わったら、元宵節がやってきます。毎年、多くの行楽客を引き付ける台湾北部の新北市平渓(ピンシー)スカイランタンフェスティバルは、2月28日まで開催されています。今年は、ライトインスタレーションが、平渓や十分などの観光スポット三か所に設置され、期間限定で展示されています。
新北市観光旅遊局観光企画課の李語蓁・課長は、「今年の平渓スカイランタンフェスティバルは、2月5日と11日の二回に分けて行う。そのほか、平渓区の菁桐電子天灯館の前、平渓駅、また十分風景区の入り口にも、それぞれライトインスタレーションが設置され、1月27日から2月28日まで、期間限定で展示されている。毎日午後5時から10時まで点灯するため、平渓に来たら、ライトインスタレーションを訪れて写真を撮ってもよいだろう」と話しています。
閑静な山里である平渓では、このスカイランタンフェスティバルの限定インスタレーションのほか、地元の人文や大自然もゆっくり楽しめます。新北市観光旅遊局は、台湾の在来線、台湾鉄道のローカル線・平渓線を利用し、大華、十分、望古、嶺腳、平溪、菁桐などの各駅の異なる魅力を楽しむことをおすすめです。
例えば、大華駅付近には大華壺穴というスポットがあり、川べりに様々な丸い壺穴を見つけることができます。それは、岩盤における構造的な硬さが不均一であるため、川に小石や礫が入り、川の流れの渦流でそれらによって岩が削られ、壺のような穴になったからです。まさに大自然の地理教室と言えます。
また、十分オールドストリートでは、「列車が門前を通過する」という不思議な風景を体験できます。また、ここは昔ながらの街並みを残した通りのため、多くのテレビ番組や映画などの撮影ロケを行う有名なスポットでもあります。大自然が好きな観光客は、「台湾のナイアガラの滝」と言われるほどの絶景、「十分の滝」を観賞することがおすすめ。レトロな十分オールドストリートでは、古民家が立ち並び、仰向くと列車が鉄道橋を通過する景色も見られます。また、周りには、観音巖警報鐘亭、八仙洞、防空壕などの歴史が息づくスポットがあり、遊びにいく甲斐がある場所ばかりです。
(編集:許芳瑋/王淑卿)