
米ドル指数が引き続き上昇する中、9月14日、1米ドルが台湾元で31元台を突破、この3年で最も「台湾元安・米ドル高」となった。9月15日に入っても改善は見られず、前場も引き続き低迷、31.1元前後となった。専門家は、「こうした状況となれば、米連邦準備制度理事会(FRB)が0.75%利上げするにしろ、1%利上げするにせよ、台湾はこれに倣って利上げするしかない」との見方を示し、その理由として、インフレのプレッシャーは大きく、国民の今年1月から7月の経常性賃金は、この6年来初めてマイナス成長となるなど、賃金の引き上げ幅が物価上昇に追いついていないからだと説明した。