
旧暦8月15日に当たる、9月10日は中秋節であると共に、土地の神様「土地公」のお誕生日でもあります。台湾ではきょう、あちらこちらで中秋節の風物詩の一つである、バーベキューをする人の姿が見られるほか、「土地公」の誕生祝いをする人の姿も多く目にします。
その中でも特に話題となったのは、台湾南部・台南市のある、百年以上の歴史のある老舗が手作りしたそうめんです。台湾では年配の方の誕生祝いをするとき、よくそうめん、豚足、赤く染めたゆで卵を準備します。長いそうめんは長生きの象徴なので切ってはいけません。
台南市の老舗が手作りしたそうめんを広げると、なんと長さ100メートルもあります。40数人も動員しました。すごいですね。一般の家庭の誕生祝いで使われるそうめんは、こんなに長くありませんが、食べるとき、年長者の長生きを祝うため、やはり切ってはいけないという決まりがあります。しかも、誕生祝のそうめんは甘い味にするのが多いです。