
国際組織「インタープライド(InterPride)」が、「台湾」名義で世界的なLGBT(性的少数者)のイベント「ワールドプライド2025(WorldPride Taiwan 2025)」を開催することを拒否しました。
それを受け、同イベントの準備委員会は12日、イベントの開催中止を発表しました。
これについて、中華民国外交部は12日、「インタープライド(InterPride)」が政治的な要素から合意を覆したことを残念に思う。この決定は台湾を尊重しないだけでなく、アジアの性的少数者も傷つけており、進歩を求める同組織の価値にも背いていると批判しました。
外交部によりますと、台湾南部・高雄市は昨年11月、「WorldPride 2025」の主催権を獲得しました。主催機関もニュースリリースにおける台湾に対する不適切な呼び名を訂正し、イベントの名称を「WorldPride Taiwan」にすることに同意しました。
このイベントが高雄で開催できれば、東アジアでの初めての開催となるので、アジアと全世界が多元的なエスニックグループの平等な価値を追求するにとって大きな意義があると考えられています。