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国民党の夏・副主席率いる訪問団中国へ、陸委会:適切な時期ではない

  • 10 August, 2022
  • 中野理繪
国民党の夏・副主席率いる訪問団中国へ、陸委会:適切な時期ではない
最大野党・国民党の夏立言・副主席率いる訪問団が10日、中国に向けて出発し、物議を醸している。(写真:RTI)

最大野党・国民党の夏立言・副主席が10日、中国に向けて出発しました。台湾の対中国政策を担う行政院大陸委員会は9日、書面にて今は政党関係者などが中国に交流に行くのには適切な時期ではないと発表したにもかかわらず、夏・国民党副主席は代表団を率いて中国に向かい、物議を醸しています。

夏・副主席は搭乗前、ここ数年、新型コロナや両岸関係の影響により、中国に住む多くの台湾企業関係者や、台湾の同胞たち、あるいは、台湾の中小企業、農家と漁民たちが困難に直面している。しかし誰も関心を持っていない。国民党は野党として、今だからこそ対岸にいる台湾の人々のことに関心を示す最適なタイミングであり、彼らの問題をタイムリーに反映させるべきだと考えていると述べました。

夏・副主席は「私たちは自分たちの立場をわかっている。私たちは与党ではない。公的権力はない。しかし、もし彼らの困難をタイムリーに反映させることができれば、彼らを助けることができると思う。また、台湾の中小企業、農家と漁業者が直面する困難を中国の台湾関連部門に反映させることができれば、改善をさせることができる。これも私たちの希望だ」と語りました。

大陸委員会は9日夜に書面で、中国共産党が連日軍事演習を行い、複合的な極度の圧力をかけ、台湾海峡の現状を破壊し、中華民国の主権を侵害しようとしていることを鑑みると、今は政党関係者が大陸に交流に行くタイミングではないことは間違いない。この行いは国内の論争と不安を生み出し、国民の不安をあおり国内の団結に影響を及ぼし、脅威と課題に直面している際の台湾の対応に対する国際社会の認識を混乱させることになる。大陸委員会は国民党に、渡航延期を再度検討するよう求める。それでも赴くのであれば、中国に対し、台湾に対する残忍な武力に強く反対するという台湾の人々の真の世論を伝え、厳しい非難をはっきりと伝えるべきだ。中共の統一戦線や、「武力による統一の推進、協議の強要」の罠にはまらないようにしなければならないと伝えました。

夏・副主席は、大陸委員会から見れば、適切なタイミングはおそらくない。しかし、自分にとって成果を上げることができればいつでもいいタイミングだと思っていると述べ、この訪問計画は6月に始めたもので、アメリカのナンシー・ペロシ下院議長の訪台や、台湾の沿岸での中国の軍事演習は想定されていなかったと強調しました。

訪問期間中、中国の高官と会談するかどうかについて夏立言・副主席は、台湾人が比較的多い長江デルタ地域と、杭州、上海周辺を訪問する予定で、公式訪問スケジュールや北京訪問は手配していないと述べました。

ただ、もし「現地のトップ」が面会と交流を希望するのであれば、訪問団はそれを排除はしないとも語りました。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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