
在日台湾人団体で組織される全日本台湾連合会は10日、8日に亡くなった安倍元首相を追悼する声明を発表しました。
趙中正・会長は、常務理事会および理事会の連名で、哀悼の意を表しています。その中で、安倍元首相は、常に台湾、台湾人と共にいてくれたとし、台湾の真の理解者であり、心からの友人であり、信頼できる大きな後ろ盾だったと記しています。
また、安倍元首相は世界の外交の中心人物であり、国際社会安定のキーパーソンとして、各国の指導者の尊敬を集めており、道筋を示してくれたとも記しています。安倍元首相が、台湾の重要性を世界に呼びかけてくれたおかげで、アメリカやヨーロッパ各国は台湾の重要性を認識したとし、安倍元首相の先見の明とご恩を、全日本台湾連合会は永遠に忘れないとしています。
声明ではさらに、「安倍元首相は、台湾人が暗闇の中で見つけた光で、最強のパートナーです。私たちはこの悲しみと喪失感をどのように表現したら良いのか分かりません。しかし私たちは涙をぬぐい、安倍元首相が千の風になったその温もりを感じます。決して諦めず前進していきます。」と記しました。
趙・会長の娘の夫は、自民党の山口すすむ衆議院議員です。去年末に初選出されました。山口議員の父親は自民党の大御所 山口泰明衆議院議員です。6月9日に行われた山口すすむ議員の支持者による会合には、安倍元首相、麻生太郎自民党副総裁、菅義偉元総理らが出席しました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)