
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」が6月15日から入国後の隔離日数を3日間の隔離+4日間の自主防疫に緩和すると共に、毎週の入国者にも2万5,000人の上限を設けました。しかし、最近、毎週の入国者数増加を求める声が上がっています。
指揮センターの陳時中・指揮官は、台湾における新型コロナウイルスの感染状況が次第に落ち着きを見せており、出入国する国民が増加、経済活動も活気を取り戻しつつある。しかも、新たな変異株BA.4、BA.5の感染力が高くなったものの、重症率が上昇していないことから、7日から毎週の入国者数の上限を4万人に増やしたと発表しました。
陳時中・指揮官は、「BA.4、BA.5を心配していた。でも今のところ、BA.4、BA.5は感染力が強いものの、重症率が高くなっていない。国際交流を強化し、国民の海外旅行に対するニーズを満たすため、一週間当たりの入国者数を4万人に増やした」と説明しました。
一方、陳時中・指揮官は、飛行機時刻表における台湾到着時間の7月14日零時から、本国人、有効な居留証の所持者、台湾をトランジットする旅客を対象に、飛行機の搭乗日から遡って2日営業日以内のPCR検査陰性証明の提示が免除される。しかし、入国時、やはり空港で唾液によるPCR検査を受ける必要があると発表しました。
なお、海外でのPCR検査が陽性反応だった旅客は、検体採取の日から数えて7日間以内に飛行機に搭乗しないことが求められています。