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指揮センター=今のところ水際措置の緩和は考えていない

  • 04 July, 2022
  • 風間 南
指揮センター=今のところ水際措置の緩和は考えていない
台湾の4日の新型コロナ市中感染者は2万3,045人だった。一週間に2万5,000人という入国者制限がいつ緩和されるのかについて中央感染状況指揮センターの荘人祥・報道官(写真)は、台湾でも空港や港湾などでオミクロン変異株BA.4、BA.5が検出されていること、夏休みに人の流れが増えることなどをふまえ、一週間に2万5,000人という入国者制限ならびにマスクの着用を維持すると説明した。今後は、一週間単位で順次検討する予定だ。(写真:指揮センター提供)

 台湾で4日、新たに確認された新型コロナウイルス市中感染者は、2万3,045人でした。

 台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の荘人祥・報道官は、休日の影響で、感染者数は毎週月曜日が1週間のうち最も少なく、火曜日が最も多いと指摘しました。

 荘・報道官は、現在の台湾における新型コロナウイルスの感染状況は、台湾中部・南部で感染者が減少しており、先に流行が確認された、台北市、新北市、桃園市、基隆市など台湾北部の減少幅は小さくなっています。主な要因は、感染者数が3万人ほどに減少したこと、減少幅が鈍化したこと以外に、夏休みに入ったことにより人出が回復したことが影響していると考えられると述べました。

 荘・報道官は、新型コロナ流行は今後も緩やかになると見られるものの、これまでのように大きく減少することはないと考えられ、新型コロナ流行が抑えられるかどうかは国民の協力にかかっていると述べました。

 一週間に2万5,000人という入国者制限がいつ緩和されるのか懸念する声について、荘・報道官は、4日に会議を開いたことを明かしました。

 先週、感染者が21%増加するなど世界的に新型コロナが再流行していることや、台湾でも空港や港湾などでオミクロン変異株であるBA.4、BA.5が検出されていること、夏休みに人の流れが増えることなどをふまえ、一週間に2万5,000人という入国者制限ならびにマスクの着用を維持すると説明しました。今後は、一週間単位で順次検討する予定です。

 荘・報道官は、「海外から入ってきた感染者から、これらオミクロン変異株が検出されている。台湾では夏休み期間に入った。関連する旅行や集まりの頻度も増えるだろう。したがって、現状の水際対策を継続する。指揮センターは国内の感染状況と中等症・重症患者数の割合に注視する。新型コロナ流行の状況と国内の医療体制の状況に応じ、水際対策を順次見直していく。」と述べました。

 台湾入境後の隔離措置を、現状の3日間の隔離を経たあと、4日間の自主健康管理をする「3+4」から、7日間の自主健康管理のみとなる「0+7」にいつ緩和するのかについて、荘・報道官は、台湾が6月15日に「3+4」に緩和したが、諸外国と比べると台湾の新型コロナ流行はまだ収束に向けた途中にあると述べました。水際対策を緩和し、1週間の入国制限も1万8,000人から2万5,000人に引き上げるが、いつ「0+7」に緩和するかは、今後の新型コロナの流行状況を見て総合的に判断すると話しました。

 また、最大野党・国民党が、毎週の入国者を制限することは、人々が今月末までに帰国し戸籍登録を行うことに影響を与えると批判しました。これは、海外に住む台湾人の投票資格に影響を与えることになり、国民を排除し総数を管理しようと呼びかける与党・民進党による選挙策略ではないかとしています。

 これに対し荘・報道官は、6月1日から14日までに帰国した台湾人は2万3,000人のみだったと指摘。6月15日に「3+4」に緩和し2万5,000人という人数制限をしたが、帰国者は7月2日までに4万1,000人増加したと述べました。荘・報道官は、すべての規制は支援策であり、国民の帰国を制限するものでも、選挙を考慮したものでもないと強調しました。

(編集:風間みなみ/王淑卿)

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