蔡英文・総統は20日、ポリネシア最西端の諸島国家 ツバルのビケニベウ・パエニウ(Bikenibeu Paeniu)新大使の信任状捧呈を受けました。蔡・総統は挨拶で、ツバルは太平洋地域の友好国の中で最も早く台湾と外交関係を築いた国で、両国はこの友好関係を非常に大切にしていると述べました。また2017年にツバルを訪れ両国の協力の成果を確認した際、ツバル各界からの温かいもてなしが印象的だったと話しました。
蔡・総統は、ツバルが国際社会で台湾のために発言し、世界保健総会(WHA)や気候変動枠組条約(UNFCCC)などの国際組織への台湾の参加を支援していることに感謝しました。
同時に、両国が近年、農業技術や人材育成、クリーンエネルギーおよび公衆衛生医療などの分野でも協力を深めており、今後さらに緊密な関係を築いていけると信じていると述べました。
蔡・総統は、「我々はともに気候変動という課題に取り組み、国連の持続可能な開発目標の実施に努めている。新型コロナウイルスが流行する中、我々は互いをサポートし、ツバルの防疫など医療協力計画も強化してきた。パエニウ大使はツバルの首相を3期務め、政治経験が豊富で両国の交流に精通している。今後、パエニウ大使のお力添えにより、台湾とツバルの協力と交流はさらに緊密になると信じている。」と述べました。
パエニウ大使は挨拶で、ツバルの政府と国民は、中華民国台湾が1979年に国交を樹立して以来、ツバルを支援していることに感謝していると述べました。助け合い、ウインウインを目指している両国は真の友であり、ツバルが台湾に対し返せるものは、最高の信頼とロイヤリティだと話しました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)