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台湾支持強まる、外交部:WHOに台湾の参加を受け入れよ

  • 23 May, 2022
  • 王淑卿
台湾支持強まる、外交部:WHOに台湾の参加を受け入れよ
台湾が今年も世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)に招待されなかった。しかし、外交部の統計によると、WHO総会開会前日までに、世界71カ国の行政機関、立法機関、複数の国の国会議員が参加するグループなど、3,700人を超える政治家、議員、著名人などがさまざまな方法で台湾のWHO総会参加を強く支持する姿勢を示した。外交部の欧江安・報道官(写真)は、「外交部は今後も衛生福利部と手を取り合ってこれまで蓄積してきた国際社会の力と台湾への支持を活かして世界保健機関の関連会議、活動、メカニズムへの参加の常態化を実現するよう努力する」としている。(写真:外交部提供)

世界保健機関(WHO)の第75回年次総会(=WHA)が22日から、スイスのジュネーブで開催されています。台湾には今年も招待状が届かず、オブザーバーの身分でWHO総会に参加することは叶いませんでした。しかし、外交部の統計によりますと、WHO総会開会前日までに、世界71カ国の行政機関、立法機関、複数の国の国会議員が参加するグループなど、3,700人を超える政治家、議員、著名人などがさまざまな方法で台湾のWHO総会参加を強く支持する姿勢を見せました。これについて外交部(日本の外務省に相当)は21日にニュースリリースを発表し、「心から感謝する」と表明しました。

今年(2022年)、WHO及びその最高意思決定機関である年次総会(WHA)への参加を求める台湾に対して、国際社会から広く支持の声が寄せられました。WHO加盟国である国交樹立国13カ国はWHO事務局に対して「台湾をオブザーバーとしてWHO総会に招く」提案を行い、同時に「補充項目」としてこの議案をWHO総会全体会議の議事日程に加えるよう要求しました。

また、台湾と近い理念を持つ国々の高官、例えばカナダのジャスティン・トルドー首相、米国のアントニー・ブリンケン国務長官、日本の林芳正(はやし・よしまさ)外務大臣、チェコのヤン・リパフスキー外相、スウェーデンのアン・リンデ外相などは最近、相次いで台湾のWHO総会参加を支持すると表明しました。

主要7カ国(G7)外相会合、G7保健大臣会合も共同声明で台湾の国際参与を支持する姿勢を明確にしました。アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダ、日本など5カ国の台湾駐在機関も共同ニュースリリースを発表して台湾による世界保健機関への有意義な参加、および世界保健総会(WHA)へのオブザーバー参加を支持すると表明しました。

外交部の欧江安・報道官は、「外交部は今後も衛生福利部と手を取り合ってこれまで蓄積してきた国際社会の力と台湾への支持を活かして世界保健機関の関連会議、活動、メカニズムへの参加の常態化を実現するよう努力する」としています。

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