
5月18日の国際博物館の日に合わせ、今年(2022年)、文化部、教育部、国立故宮博物院が、台湾各地の博物館、地方文化館といったパートナーと手を結び、各種のオンラインまたは実体で、素晴らしい展示や、イベント、優待を提供し、人々に博物館が持つ独特の力を感じてもらいたいとしている。
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文化部、教育部、国立故宮博物院、中華民国博物館学会、台湾博物館文教基金会は13日、合同記者会見を行い、台湾の50を超える博物館、地方文化館を連動し、5月18日の国際博物館の日祝賀イベントの幕開けを発表しました。
今年の世界博物館の日のテーマは「博物館の力」。
サステナビリティ、デジタルイノベーション、コミュニティ教育の3つの方法で、世界を変える博物館の力を伝えます。
テーマに合わせ、「博物館×科学技術」、「台湾の国宝」の2本の映像を打ち出し、博物館がいかにして科学技術を活用し、収蔵、管理、研究、教育の仕事を行っているかを紹介。この映像を通して、国立台湾史前文化博物館の「人獸形玉器」や、彫刻家・黃土水の「水牛群像」、画家・林玉山の「蓮池」など、先史時代から現代までの貴重な国宝を見ることができます。
文化部の李永得・部長は、ずっと博物館の力は過小評価されていると思っていた、博物館には知識、歴史、文化の力があり、新たなデジタルイノベーションの方法を通して、博物館の力をより発揮していきたいとし、「おそらくみんな、博物館はちょっと近寄りがたい印象があるのではないか。この部分は、我々博物館側で議論が必要で、マーケティングを強化し、博物館に対する理解を深めていきたい。最も重要なのは、ここにある収蔵物を新たな方法や、面白い方法、科学技術を用いた方法で、皆に近づきやすくすることだ。博物館の力が発揮できれば、これこそ世界をひっくり返す力だ」と語りました。
文化部は、5月18日の国際博物館の日を祝うため、台湾全土の博物館と、地方文化館で当日、無料開放や、入場料の優待を行うとともに、フェイスブック上で抽選イベントを打ち出し、市民に多元的で素晴らしい博物館の世界に足を踏み入れて欲しいとしています。
(編集:中野理絵/王淑卿)