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台北市長選、最大野党・国民党が蒋介石・元総統の曾孫を公認へ

  • 16 May, 2022
  • 王淑卿
台北市長選、最大野党・国民党が蒋介石・元総統の曾孫を公認へ
蒋介石・元総統の曾孫である蒋万安・立法委員(国会議員)。最大野党・国民党が次期台北市長選挙の公認候補に指名する予定だ。(写真:CNA)

11月26日に投票が行われる統一地方選挙で、最も注目されている台北市長選挙の候補として、最大野党・国民党が蒋万安氏を公認することになりました。25日に開催される国民党の中央常務委員会で、正式に決定する予定です。

台北市長選挙に国民党から出馬する蒋万安氏は、蒋介石・元総統の曾孫で、蒋経国・元総統の婚外子の子供です。現在、国会議員に当たる立法委員の2期目を務めています。

蒋万安氏はこれについて、「これまで自分の政策チームと共に積極的に準備を進め、出馬のチャンスを求めてきた。もし公認を獲得することができれば、全力を尽くす」と語りました。

蒋万安氏の公認決定は、もともと11日に予定されていましたが、蒋万安氏が新型コロナウイルスに感染したため、延期されていました。蒋万安氏の自宅待機が25日朝に解除されること、また党首である朱立倫・国民党主席が6月初めにアメリカを訪問することから、25日に開催される中央常務委員会で公認を決定することになったものです。蒋万安氏も会議に出席し、出馬宣言を行う予定です。

年末の統一地方選挙で、自治体の長を選ぶ県・市長選挙の候補者として、22ある県・市のうち、国民党はこれまでに台南市、新竹県、金門県、彰化県、雲林県、嘉義市、宜蘭県、屏東県の8県・市の公認候補を決定しています。

一方、与党・民進党はこれまでのところ、台北市長選挙の公認候補を決定しておらず、与党の決定を待たずに最大野党の国民党が候補者を決定することになったものです。また、現在、台北市長を務めている柯文哲氏を主席とする台湾民衆党は、現在、副市長を務めている親民党所属の黄珊珊氏を公認する見込みです。台北市長選挙は、民進党、国民党、台湾民衆党の三つ巴の争いとなる見込みです。

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