
台北市のランドマークの一つである「国父紀念館」が、改修のために来年2023年から3年間、休館することになりました。国父記念館の王蘭生・館長は、行政院が承認した計画では、来年後半に工事が始まる予定だと発表しました。
国父紀念館は、中華民国の「建国の父」と呼ばれる孫文・博士を記念して建てられたものです。黄色の中華風の屋根が特徴で、台北市のランドマークの一つであるほか、敷地には庭園なども設けられ、市民の憩いの場となっており、また数々のイベント会場ともなっています。
本館の大ホールは、音楽や演劇の公演会場として使用されており、また長年、映画の金馬奨(ゴールデン・ホース・アワード)、テレビ・ラジオの金鐘奨(ゴールデン・ベル・アワード)、音楽の金曲奨(ゴールデン・メルディ―・アワード)など、各種の台湾を代表する賞の表彰式が行われる会場となっており、多くの台湾の人たちの思い出の場所となっています。
現在、公園の部分の改修工事が先行して進められており、今年年末に完成する予定です。ここで来年の元宵節(旧暦1月15日)のランタンフェスティバルが開催された後、来年後半に本館の改修工事に入る予定です。
なお、この工事の進捗状況や内部の状況については、インターネットを通じて誰でも見ることができるようになる予定で、現在準備が進められているところです。