
欧州連合(EU)とアメリカは21日と22日、中国大陸問題に関する3回目のハイレベル対話を行い、台湾海峡の平和と安定の重要性を再び強調しました。
この対話は、EU対外行動局(EEAS)のステファノ・サンニーノ(Stefano Sannino)事務総長とアメリカのウェンディ・シャーマン国務副長官の間で行われたもので、対話終了後に発表された共同声明で、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、台湾海峡両岸の争いを平和的に解決すことを支持し、台湾海峡の現状を一方的に破壊するいかなる行為にも反対すると表明しました。
これに対して、外交部の欧江安・報道官は25日、EUとアメリカは、昨年二度にわたって行われた「中国問題を議論するハイレベル対話」における立場を維持し、台湾への強固な支持を引き続き示すと同時に、中国が経済的な手段で脅迫の目的を果たそうとしていることへの強い懸念を示した。今回EUとアメリカが台湾海峡の平和と安定への重視を改めて表明したことは、国際社会はすでに台湾海峡の平和と安定の重要性を理解していることを示していると述べました。
欧江安・報道官は、「台湾はインド太平洋地域の責任あるメンバーとして、引き続き透明性、高い基準、共通の価値観共有などの民主主義の原則を保ち、G7やEUのメンバーなど、理念の近い国々やパートナーと、手を取り合って全世界の民主主義連盟の強靭性を強化し、民主主義の発展を支持していく」と述べました。