
アメリカのロイド・オースティン国防長官と、中国の魏鳳和・国防部長が電話会談を行ったことを受け、外交部は21日、アメリカから、慣例に従った事後説明(事後報告)を受けたと説明しました。
外交部は、米中間の交流について十分に、そして即時に把握しており、同時に、台湾とアメリカの緊密な友好関係を基礎として協力的なパートナーシップを促進し、台湾海峡および地域の平和を維持するために努力するとしました。
外交部の歐江安・報道官は、台湾とアメリカの関係は緊密な友好関係にあり、厚い相互信頼と円滑なコミュニケーションを取っていると指摘。バイデン政権は台湾へのゆるぎないコミットメントを繰り返し再確認しているとしました。
歐・報道官は、「外交部は、米中の高官同士の交流を注視していく。また台湾とアメリカの緊密かつ友好的な関係を基礎とし、双方の協力的なパートナーシップを促進し台湾海峡および地域の平和を維持していく。」と述べました。
歐・報道官は、中国 国防部による声明は、特に台湾海峡を強調し、また意図的に誤解を与え、アメリカ側の声明を解釈しアメリカに代わって立場を説明していると指摘しました。
中国側は常に、このような対話を通して、再び認知作戦をスタートさせようとしており、アメリカも国民に対し注意するよう呼びかけている、としました。
また今年の世界保健総会(WHA)が5月22日~28日に行われることについて、我々は全力でオブザーバーとして招待されるよう最善を尽くすとしました。
すでに準備作業を開始しており、引き続き友好的である国々や理念が近い国々と密に連絡を取り合い調整し、最大級の国際的なコンセンサスと支援を得て、積極的かつ着実に進めていくと説明しました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)