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防疫ホテルは病院よりもリスク高、エアコンや環境などが要素に

  • 05 January, 2022
  • 中野理繪
防疫ホテルは病院よりもリスク高、エアコンや環境などが要素に
防疫ホテルでクラスターが発生した件で、感染者のうちの一人は14日間の隔離を経た後、6日後に感染が確認、隣の部屋の感染者からうつった疑いがあるとされ関心が集まっている。(写真:RTI)

防疫ホテルでクラスターが発生した件で、感染者のうちの一人は14日間の隔離を経た後、6日後に感染が確認、隣の部屋の感染者からうつった疑いがあるとされている。なぜ防疫ホテルで過ごして感染するのか。現在の旧正月プログラム、7日間強制隔離+7日間自宅隔離+7日間自主健康管理(7+7+7)の隔離では、コミュニティに知らないうちにウイルスを広めることになるのだろうか。リスクはどこにあるのか?エアコンの換気は外ではなく、中でだけで循環させていることから、エアコンによってウイルスが広まった可能性があるとしている。また、ホテルスタッフの防疫対策が徹底していない場合や、そのほか、ウイルス保持者がベランダで換気をした際にウイルスが拡散した可能性もある。台北市の黄・副市長や専門家である洪子仁・副教授は、検査の回数を増やし、特にアメリカからの入国者に対して、14日間の集中隔離を行うべきだとしている。

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台北市内の防疫ホテルでクラスターが発生し、台湾の水際対策の抜け穴が現れました。

感染者のうちの一人は14日間の隔離を経た後、6日後に感染が確認されていることから、隣の部屋の感染者からうつった疑いがあります。

一般的に、防疫ホテルは宿泊客の受け入れ前に、まず部屋のドアノブをアルコールで消毒し、ベッドカバーなどの備品を全て取り替えます。ここで最も重要なのは、エアコンのフィルターを取り外し、漂白剤で洗います。ここまで全て完了してからようやく新たな宿泊客をいれることができます。もしかしてスタッフが徹底していなかったのでしょうか。

また、ウイルス保持者がベランダで換気をした際にウイルスが拡散した可能性もあるとも言われています。

しかし、この件について、洪子仁・医師は、

「これは一部の人たちの推測に過ぎない。本当の証明を見るまで、窓を開けることで隣の部屋に感染してしまうという結論に飛びつくのはどうかと思う」と語っています。

また、防疫ホテル業者の薛志民さんによりますと、「最初の人がチェックアウトした後、検査を行い、次の人がチェックインする場合、次の人が入る前に消毒をしなければならない。もし消毒をしていない、もしくはエレベーター内のボタンを消毒していなかったら、そこから感染した可能性はある」としています。

防疫ホテルの環境はリスクが比較的高く、スタッフは完璧な教育訓練が必要です。医師はさらに、防疫ホテルは病院と比べてやはり危険だ。ただ、気を付けなければならないのは防疫ホテルだけではないとしています。

なお、水際対策のレベルを引き上げるべきとの声に、中央感染状況指揮センター専門家チームの李秉穎・諮問委員は、「私はまだ、すぐに調整する必要があるとまでは言わない。もちろん、7+7のリスクは存在する、そのリスクは当然、14日間の隔離と比べると高い」と説明、指揮センターも動く必要はないとしています

しかし、旧正月の隔離プログラムは7+7と短縮されています。また、オミクロン株の感染力(伝播性)は強力です。最近クラスターとみられる事件が多発しており、安心はできません。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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