
単独で世界を一周する飛行を成し遂げる世界で最も若い女性を目指す、ベルギーとイギリスの国籍を持つ19歳の女性パイロット、ザラ・ラザフォードさんが14日、台湾北部・台北市の松山空港に降り立ちました。
ラザフォードさんは今年8月18日にベルギーから出発、五大州、52カ国を経て、5万1000キロメートルの単独で世界を一周する飛行という壮挙に挑戦しています。
14日、韓国から台北に飛来したラザフォードさんは、松山空港で燃料補給を待っていたとき、空港の職員が準備したタピオカミルクティを片手に、もう一方の手を大きく振って温かい歓迎に感謝しました。ラザフォードさんは14日、「トランジットするものの、入国しない」という台湾の新型コロナウイルス感染症対策の規定に従い、防疫車両に乗り込み、隔離専用のホテルである「防疫旅館」へ向い、一泊してから15日午前8時に台湾を離れ、次の目的地であるフィリピンへ向かいました。
松山空港の職員は、徹夜してラザフォードさんのために台湾ならではのTシャツを作ってプレゼントしました。Tシャツには機内から空港の職員に手を振っているラザフォードさんの姿が描かれています。
飛行機に搭乗する前、ラザフォードさんは、台湾に到着してから暖かく歓待され、SNSのフェイスブックやインスタグラムにも多くの祝福と関心のメッセージが寄せられていると謝意を表明、「台湾は私が訪れた最もきれいな国。新型コロナが終息したら必ず台湾を再度訪れる」と約束しました。