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唐鳳・政務委員「台湾は権威主義に対抗する最前線」、民主主義サミットで

  • 13 December, 2021
  • 早田健文
唐鳳・政務委員「台湾は権威主義に対抗する最前線」、民主主義サミットで
バイデン大統領がオンラインで開催した民主主義サミットに台湾を代表して出席し、ビデオ・スピーチを行う唐鳳・政務委員(通称、オードリー・タン氏)。(写真:外交部)

無任所大臣に相当する唐鳳・政務委員(通称、オードリー・タン氏)は9日、アメリカのバイデン大統領がオンラインで開催した民主主義サミットに台湾を代表して出席し、スピーチを行いました。

この中で唐鳳・政務委員は、「台湾の民主主義は、権威主義に対抗する最前線に立っており、世界の自由・民主を促進する上で、先導役を演じている」と指摘しました。

唐鳳・政務委員は、「台湾が10年間の安定した民主化を経て、1996年に初めての総統直接選挙を行ったことは、重要な成果だ」と指摘しました。また、「2014年になると、台湾の民主主義は成熟段階に達し、平和的に国会を占領する行動が行われ、その後の政治改革の基礎となると共に、若い人たちが行動で政治に参加するというブームを引き起こした」と述べました。

さらに、「新型コロナウイルス感染拡大の際、各地の権威主義政府は、公共衛生と集団の利益という名の下に、人権侵害を合理化し、世界の民主主義は後退したが、台湾ではロックダウン(都市閉鎖)をせずに感染を抑制することができ、またニセ情報に打ち勝つことができた」と語りました。

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