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オードリー・タン政務委員の画面が消される、米大統領の民主主義サミットで

  • 13 December, 2021
  • 早田健文
オードリー・タン政務委員の画面が消される、米大統領の民主主義サミットで
アメリカのバイデン大統領がオンラインで開催した民主主義サミットで、台湾を代表して出席した唐鳳・政務委員(通称、オードリー・タン氏)がスピーチの際に示した「CIVICUS」の地図。台湾と中国大陸が異なる色で示されている。この後、画面が消された。(写真:立場新聞)

ロイター通信によると、アメリカのバイデン大統領がオンラインで開催した民主主義サミットで、台湾を代表して出席した無任所大臣に相当する唐鳳・政務委員(通称、オードリー・タン氏)のスピーチの際、途中から画面が消されていました。唐鳳・政務委員がスピーチした際のバックの画面に表示されていた地図で、台湾と中国大陸を異なる色で表示していましたが、この地図が現れた後、画面が消され、声だけが残りました。

このバイデン大統領の民主主義サミットには、109の国家と2つの地域が招待され、多くが政治のトップ・クラスが参加しましたが、台湾は蔡英文・総統や外交部長ではなく、デジタル担当の政務委員である唐鳳・政務委員が出席しました。このサミットには、中国大陸やロシアなどは招待されていません。

消息筋によると、この地図は、唐鳳・政務委員のスピーチが始まってから1分ほどして画面に登場しました。この際、アメリカの政府関係者が慌て始めたということです。この地図の画面がカットされたのは、ホワイトハウスからの指示だということです。この消息筋は、ホワイトハウスが、アメリカが主催する会議で、台湾と中国大陸を分けた地図が出現することは、アメリカの「1つの中国」政策に合わないと判断したためではないかと指摘しています。

これについてホワイトハウスは正式なコメントを出していません。一方、アメリカ国務省は、画面の共有に混乱が生じて画面がカットされたものであって、一つのミスだと説明しています。

唐鳳・政務委員が使用した地図は、南アフリカのNGO「CIVICUS」が作成したもので、色によって世界各地の公民権の開放の程度を示したものです。台湾はこの地図で開放を示す「緑」で表示されています。これに対して中国大陸は、ラオス、ベトナム、北朝鮮などと共に閉鎖を意味する「赤」で表示されています。

これについて、唐鳳・政務委員は、画面の中断は「CIVICUS」の地図とは関係なく、単なる「技術的な問題」であることを信じている、と指摘しています。

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