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ダブル12ショック!台湾北部変電所火災 30万戸停電

  • 12 December, 2021
  • 王淑卿
ダブル12ショック!台湾北部変電所火災 30万戸停電
12月12日は日曜日。台湾では完全週休二日制が実施されているので、お休みの日。でも、台湾北部・台北市の一部のエリアに住む人たちは、午前9時過ぎに、大きな爆発の音で目が覚めた。台北市の「萬隆一次変電所」の五号機の変圧器が故障し、煙が出てきて、火災が発生したため、二次変電所の給電も急にストップした。その影響で、同じ台湾北部・新北市の永和区、中和区、台北市の文山区一帯、およそ30万戸が一時停電した。(写真:CNA)

12月12日は日曜日。台湾では完全週休二日制が実施されているので、お休みの日です。でも、台湾北部・台北市の一部のエリアに住む人たちは、午前9時過ぎに、大きな爆発の音で目が覚めました。

爆発の音が終わった後、突然電気が消え、真っ暗になりました。エレベーターも急に止まってみんなびっくりしました。12月12日に発生したことなので、台湾のメディアは、これを「ダブル12ショック」と形容しています。なぜ、日曜日の朝に「ダブル12ショック」が発生したかといいますと、台北市の萬隆というところにある、萬隆一次変電所の五号機の変圧器が故障し、煙が出てきて、火災が発生したため、二次変電所の給電が急にストップしました。その影響で、同じ台湾北部・新北市の永和区、中和区、台北市の文山区一帯、およそ30万戸が一時停電し、台北市文山区と信義区で断水が発生しました。

送電経路は、その役割によって、発電所、超高圧変電所、一次変電所、中間変電所、配電用変電所、柱上変圧器に分かれています。

台湾電力によりますと、萬隆一次変電所は、送電経路における役割は、超高圧変電所に次いで重要であるため、影響が広範囲に及んでいました。

台湾電力の張廷抒・スポークスマンは、「今朝9時42分、台北一次変電所の設備が故障したため、161キロボルトと69キロボルトの給電システムがストップした。その影響を受け、台北市の文山区や新北市の新店などのところが停電した。影響を受けたのはおよそ30.5万戸だ」と説明しました。

台湾電力によりますと、12日は休日なので、電気使用量がやや少なくなっています。運伝予備力(供給予備力)が12%以上あると見積もっており、電気を十分供給することが出来ます。変電所の設備が故障し、火災が発生した際の運伝予備力は37.17%に達していたので、電力の供給には問題ないはずでした。台湾電力の給電システムの電圧が安定していて、電圧を下げるために問題が出たといううわさは、事実無根だということです。

来週土曜日12月18日、四項目の公民投票、すなわち国民投票、住民投票が行われます。この四項目とは、①建設が凍結された「第四原子力発電所の建設再開と稼働」に賛成するか。②政府が、赤身を増やす飼料添加物「ラクトパミン」が使用された豚とその肉、内臓、及び関連製品の輸入を全面的に禁止すべきことに賛成するか。③公民投票案が成立した後の一ヶ月から六ヶ月の間に全国レベルの選挙があった場合、公民投票はその選挙と同じ日に行うべきことに賛成するか。④台湾中油(中油、CPC)の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地(略称:三接)は北部・桃園大潭藻礁海岸とその海域から撤去すべきことに賛成するかという四項目です。

この四項目のうち、一項目目の「建設が凍結された『第四原子力発電所の建設再開と稼働』に賛成するか、と四項目目の「台湾中油の液化天然ガス受け入れ基地は北部・桃園大潭藻礁海岸とその海域から撤去すべきことに賛成するか」は、台湾の電力供給のみならず、台湾のこれからの経済発展や国家の発展にもかかわっているため、大きな注目を集めています。

台湾電力は、一部の人は、今回の変電所火災を理由に、国民を誤った方向に導き、来週土曜日に行われる公民投票の結果に影響を与えようとしていると指摘、それは不適切な行為だと批判しました。

この変電所火災は、幸いにけが人はいなく、給電も回復しました。台湾電力は関連設備の点検を急ピッチで進めています。

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