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台湾初の実験室コロナ感染例、感染拡大の可能性低い

  • 10 December, 2021
  • 王淑卿
台湾初の実験室コロナ感染例、感染拡大の可能性低い
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官が9日深夜、緊急記者会見を開き、新たな国内感染者が確認されたことを明らかにした。台湾の最高学術研究機関である、中央研究院所属のバイオセーフティーレベル3の実験室で働いていた女性職員だった。この症例は。台湾初の実験室での新型コロナ感染例。それを受け、陳・指揮官は、この感染例が働いていた実験室の一時閉鎖、同じフロアで働いているスタッフの全員自宅待機、実験室の出入り記録と録画データのチェック、接触者の特定と実験室作業モデルの確認という四項目の感染症対策を指示した。(写真:「中央感染状況指揮センター」提供)

台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官が9日夜、緊急記者会見を開き、新たな国内感染者が確認されたことを明らかにしました。台湾では、新型コロナウイルスの国内新規感染者がゼロだった状況が、34日間も続いていたため、この国内新規感染者のことに大きな注目が集まっています。

感染者番号16816(累計感染者数16816人目)のこの感染者は、台湾北部・台北市に住む20代の女性で、アメリカのモデルナ製ワクチンを2回接種し、海外の渡航歴もありません。この女性は、12月初めまで台湾の最高学術研究機関である、中央研究院所属のバイオセーフティーレベル3の実験室で働いていました。11月中旬、病原体に接触した可能性があるということです。当時は無症状でしたが、11月26日に軽い咳の症状が出始めました。咳は12月4日になってさらにひどくなり、8日には嗅覚の異常を感じたため、医療機関を受診したところ、PCR検査で陽性反応が出ました。この感染者も実験室で見つかった台湾初の新型コロナウイルス感染例となりました。

指揮センターの陳時中・指揮官が10日午後の定例記者会見で発表したところによりますと、この感染例の接触者を110人特定、そのうち、97人が自宅待機、13人が自主健康管理を行っています。感染例の男性の友人を含む86人を対象に行ったウイルス検査の結果はいずれも陰性反応でした。残りの24人は検査中です。

陳時中・指揮官は、現時点での検査結果から見ると、感染が職場で広がる可能性が低いが、この感染例の市中における行動履歴がかなり複雑で、国民は依然として警戒を高める必要があるとの見方を示しました。

なお、指揮センターは、台湾初の実験室での新型コロナ感染例が見つかったことを受け、専門家による調査チームを立ち上げ、向こう一週間、台湾全域にある、新型コロナウイルスの検査を行っているバイオセーフティーレベル3の実験室12箇所を実地調査するということです。

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