
中米にある国交樹立国、ニカラグアが台北時間10日、一方的に中華民国との国交断絶を発表しました。ニカラグアが中華民国と断交したのは二度目です。それを受け、中華民国政府は10日、声明を発表し、ニカラグアが一方的に中華民国との国交断絶を決定したことに遺憾を表明すると共に、国家の主権と尊厳を守るため、わが国は10日からニカラグアとの外交関係を停止し、相互協力計画と援助計画もすべて中止し、大使館を閉鎖、技術団の人員を退去撤収すると発表しました。
外交部によりますと、ニカラグアは大統領選挙終了後、民主国家(米英加)の経済制裁を受けたため、経済面で大きな圧力に直面しています。そのため、中国を含む権威主義国家に急接近し、中国に「一つの中国」原則の受け入れを表明しました。中華民国政府は、ニカラグアが両国人民の長年の深い友情を顧みずにわが国と断交したことに深い遺憾の意を表明しました。
外交部のニュースリリース