
外交部が7日に発表した最新の輸出入統計によりますと、11月の輸出額は415億8000万ドルで財政部の予測を大きく上回りました。
輸出は17か月連続で増加しており、ここ10年で最長の成長サイクルとなっています。
財政部によりますと、この好調は5大要素によるものとみていて、新型コロナの感染拡大が繰り返されることによって、徐々に新たな共存モデルが形成されてきて、これまで抑えられてきた最終需要が継続的に開放されるようになったこと。デジタルトランスフォーメーションの流れや新興科学技術の運用が続いていること。科学技術および伝統産業商品の需要の増加。そして、これまでは材料の不足による納品の遅れがあったが、現在は年末商戦に向けて動いていることを要因として上げています。
輸出だけでなく、輸入も増加していて、11月の輸入額は過去2番目に高い358億ドルに達し、13か月連続で増加しています。
1年を通してみると、11か月間の5大輸出市場の累計値はすでにこれまでの記録を更新しています。
財政部統計処の蔡美娜・処長は、
「2021年の11月までの輸出入総額は、初めて輸出が4000億ドル、輸入が3000億ドルの大台を超えた。また同時にここ11年で最大の増加スピードだ。5大輸出市場の累計値はこれまでの記録を更新していて、クリスマスを前に輸出が好調に推移している。」と語りました。
財政部は、科学技術と伝統産業商品が生み出した輸出好調の波をうけ、主計総処に今年の輸出額の展望を再度、上方修正をさせ、第4四半期は前年同期比24%増となると予測。規模は1,208億ドルに達するとみています。
ちょうど新たな科学技術運用の需要に応えるために積極的に投資された生産能力が次々とリリースされていることや、年末商戦シーズンであることから、今年の第4四半期は過去最高となる可能性があるとしています。
(編集:中野理絵/王淑卿)