
台湾では7日、新型コロナウイルスの新規域内感染者がなし、新規域外感染者が21人確認されました。1日の新規域外感染者数としては、今年最多を更新しました。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部・中央感染状況指揮センターの医療応変チームの羅一鈞・副部長によりますと、この21人の感染者は、外国人労働者か船員がメインです。そのうち、9人はインドネシア人の労働者、5人はバングラデシュ人の船員です。
中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官によりますと、世界各国では新型コロナウイルスの感染状況が再び深刻になるにつれて、海外の感染者が急増しており、PCR検査の結果も陰性だったり、陽性だったりと変化することが多くなっています。そのため、新規域外感染者数は今後も比較的多いことが予測されているということです。
なお、陳・指揮官は、台湾では33日連続で新規域内感染者が出ていないことを指摘しました。台湾における新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いていて、公共施設における制限策も解禁されていますが、海外からの感染者と変異株の脅威はまだ続いています。陳・指揮官は、早めにワクチンの2回接種を済ませるよう呼びかけました。
(編集:曽輿婷/王淑卿)