
スロバキアのガレク(Karol Galek)経済副大臣が率いる訪問団が5日、専用機で台湾に到着しました。10日まで台湾に滞在し、双方の間の経済協力について模索します。
訪問団の一行は43人で、ガレク経済副大臣のほか、政府、研究機関、産業界、学術界の代表が参加しています。参加している政府関係者には、経済、外交、教育、科学研究、スポーツ、イノベーション、エネルギー、商務、投資、国家研究機関などを担当する高官が含まれています。また、航空・宇宙、バイオテクノロジー、半導体などに関する民間企業の代表25人が参加しています。
スロバキアは、2003年に台湾に代表部を開設していますが、本格的な大規模訪問団の派遣は初めてです。
一行は6日午後、台湾の政府関係者との経済諮問会議に出席し、貿易、産業面での協力について話し合いました。また、一行は台湾企業との投資フォーラムなど、企業間交流を進めます。
外交部によりますと、近年、台湾とスロバキアとの関係は緊密化しており、今年、スロバキア国会の外交委員会は、台湾のWHO(世界保健機関)年次総会参加を支持する決議を始めて可決しました。また、9月にはスロバキア政府が台湾に16万回分の新型コロナウイルス・ワクチンを無償提供すると発表しています。