
12月3日は、国際障害者デーです。台湾の身体障害者のスポーツの振興と推進に力を入れている、「中華民国身障者体育運動総会」は3日、「中華パラリンピック委員会」に改名すると発表しました。
台湾の与党・民進党所属の羅美玲・立法委員(国会議員)は3日、台湾のスポーツ振興やその他スポーツに関する施策の総合的な推進を図る行政機関、体育署(日本のスポーツ庁に相当)と中華民国身障者体育運動総会と共に、記者会見を開き、中華パラリンピック委員会への改名と、来年3月に会員大会を開くことを明らかにしました。改名は内政部の許可を得てから正式に実施されるということです。
羅美玲・立法委員らは、3日の記者会見で、多くの身障者は、「中華民国身障者体育運動総会」という名称を受け入れられず、それは、身障者を尊重しない名称だと反発。討論を重ねた結果、「中華パラリンピック委員会」への改名に向けて努力する方針を固めたと説明しました。この改名は、すでに国際パラリンピック委員会の承認を得ています。
羅美玲・立法委員は、他のアースリートに比べて、身障者の選手は、生活上においてよく苦境に立たされ、多くの不便を感じており、訓練期間には多くのプレッシャーに包まれているだけでなく、奨励金も一般の選手より低くなっていると指摘、政府に対して身障者のスポーツ選手をさらに重視するよう呼びかけています。