交通部観光局はこのほど、10数社のホテル業者を招いて、これ以上の値上げを行わないよう説得に当たりました。これに対して多くのホテルが、当面、値上げをストップすることに同意したということです。
最近、原材料価格の上昇によって、多くの飲食業者が値上げに踏み切っており、一部のホテルでも値上げを実施しています。
こうした中で、交通部観光局は、新型コロナウイルス感染による影響から脱して内需産業が回復に向かおうとしており、台湾での域内旅行が回復を始めている時、値上げを行った場合、回復が遅れる恐れがあることから、春節(旧正月)前は不合理な値上げを行わないよう、業者の説得に当たったものです。
これについて、交通部観光局の張錫聡・局長は、これまでのところホテルでの値上げは飲食が中心で、宿泊料金については値上げの動きは見られず、域内旅行の促進政策に合わせて優待価格を提供しているが、飲食については原材料価格の上昇によって確かに一部の業者が値上げを行っていると指摘しています。また、これまですでに値上げを実施した業者については値下げを求めることはないが、まだ値上げを実施していない業者については、当面、値上げを行わないよう説得し、多くの業者から良好な反応が得られたと説明しています。