
欧州議会の「偽情報を含むEUのあらゆる民主的プロセスにおける外来勢力の介入に関する特別委員会(INGE)」で組織された代表団が3日、台湾に到着しました。
代表団は3日から5日までの日程で台湾に滞在します。
総統府の張惇涵・報道官は、総統府はラファエル・グルクスマン主席議員率いる代表団の訪問を心より歓迎している。今回は、欧州議会史上初めて、公式代表団の台湾訪問であり、その意義はとても大きいだけでなく、台湾と欧州連合の間でますます緊密な協力と交流が行われていることを十分に示すものであるとコメントしています。
代表団は4日に蔡英文・総統を表敬訪問します。
張惇涵・報道官は、今年に入ってから欧州議会はすでに12度台湾に友好的な決議を採択している。2週間前に採択された「台湾・EU政治関係および協力」に関する報告は、EUと台湾の関係の全面的に引き上げに関してEU執行部への初の公式な政策提言であり、台湾に対するEUの支持が徐々に高まっているだけでなく、台湾とEU全体の関係がより緊密になっていることを表していると述べました。
今回のラファエル・グルクスマン主席議員率いる代表団には、リトアニアのアンドリュス・クビリュス元首相の他、欧州議会の超党派議員や事務局関係者ら13人が参加。代表団は、偽情報やサイバー攻撃など複合的な脅威について、台湾の政府当局や、専門家、民間団体と意見交換を行います。
張惇涵・報道官は、今回の交流を通して、台湾はEUの民主主義パートナーと共に、偽情報や海外勢力の侵入という重大な課題に立ち向かう経験を共有し、互いに交流し、共に努力することで、民主主義の健全性と深化を確保し、民主主義、自由、人権などの普遍的な価値観のために「善の力」を貢献できるよう期待しているとしています。
(編集:中野理絵/王淑卿)