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台湾の経済成長率、今年は6%突破の予測

  • 01 November, 2021
  • 早田健文
台湾の経済成長率、今年は6%突破の予測
今年の台湾の経済成長率は6.01%に達するとの予測だ。(写真:CNA)

行政院主計総処はこのほど、今年の台湾の経済成長率は6%を突破し、6.01%に達するとの予測を発表しました。

これは、台湾での投資が予測を上回るペースで進んでおり、輸出が引き続き成長していることが原因です。

主計総処によりますと、今年第3四半期(7~9月)の経済成長率の概算値は3.8%で、前回の8月時点での予測3.31%を0.49ポイント上方修正しました。

そのうち、台湾内の投資は予測を上回っており、特に第3四半期は台湾元計算での設備輸入が前の年の同じ時期に比べて41.24%増加でした。項目別では、半導体の設備輸入は58.90%増加、半導体以外の設備輸入は27.9%増加でした。これにより、第3四半期の経済成長率を6.29ポイント押し上げています。

また、輸出は第3四半期の米ドル計算による輸出は前の年の同じ時期に比べて30.12%増加と、高い成長を見せています。

一方、民間消費は前の年の同じ時期に比べて5.49%マイナスと、統計を取り始めてこの100年で最大の下げ幅となりました。これは、5月半ば以降、台湾で新型コロナウイルス感染が拡大したことが原因です。7月に感染対策レベルが4レベルあるうちのそれまでの上から2番目の「レベル3」から、3番目の「レベル2」に引き下げられたものの、感染を恐れる人々が外出の自粛などを続けたため、消費の回復力が高まりませんでした。ただし、第4四半期(10~12月)には、政府が住民全員に1人につき5000台湾元(日本円およそ2万円)の経済振興券を配布したことから、消費が刺激されると見られています。

主計総処によりますと、今年1月から9月の経済成長率は6.74%で、もし第4四半期が予測通り4.01%の成長だった場合、今年通年での経済成長率は6.01%になると指摘しています。

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