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台湾で初の「国会議員」リコールが成立、台湾基進の陳柏惟・立法委員

  • 25 October, 2021
  • 早田健文
台湾で初の「国会議員」リコールが成立、台湾基進の陳柏惟・立法委員
与党・民進党と協力関係にある「台湾基進」の陳柏惟・立法委員に対するリコールが成立。民進党はリコール成立阻止に努めたが、失敗した。(写真:CNA)

台湾で初めて、「国会議員」に当たる立法委員のリコールが成立しました。台湾の野党の一つで、与党・民進党と協力関係にある「台湾基進」の陳柏惟・立法委員に対するリコールの可否を問う投票が23日に行われ、即日開票の結果、リコールが成立しました。

陳柏惟氏の選挙区である台中市第2選挙区で行われたリコール投票で、リコールに賛成する票が有権者総数の四分の一に達し、賛成票が反対票を上回ったことから、法律の規定に従ってリコールが成立しました。

中央選挙委員会によりますと、今回のリコール投票で、有権者総数29万4976人のうち、投票した有権者は15万2567人で、投票率が51.72%に達し、投票自体が成立する投票率50%以上の規定を満たしました。

有効投票は15万1332票で、そのうちリコールに賛成は7万7899票で、有効投票数の過半数である51.48%でした。反対は7万3433票で、48.52%でした。無效票は1235票でした。これにより、賛成票が成立規定の総有権者数の四分の一を超えたため、リコールが成立しました。

中央選挙委員会は、「公職人員選挙罷免法」の規定に基づき、投票終了から7日以内に、投票の結果を公告し、陳柏惟・立法委員は失職します。また、リコールされた公職者は、4年以内に同じ選挙に出馬することはできません。

「台湾基進」の陳柏惟氏は、昨年2020年の立法委員選挙で、民進党の協力を受けて最大野党・国民党の現職だった顔寛恒・立法委員を破り、初当選しました。台湾基進として唯一の立法委員です。今回、立法委員就任から1年9カ月で失職することになりました。また、台湾基進は、台湾独立を主張している政党です。

このリコール投票では、与党・民進党などが陳柏惟氏を支持してリコールに反対したのに対して、最大野党・国民党などがリコールを支援し、与野党の対立の様相を示しました。

なお、陳柏惟氏のリコールが決定したことから、台中市第2選挙区では立法委員の補欠選挙が行われます。

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