
日本神戸市市議会の議員69人が先ごろ、台湾がオブザーバーとして10月下旬に神戸で開催される「WHO西太平洋地域委員会」に参加することを支持する意見書を全会一致で可決しました。中国は、このことに強く抗議すると共に、神戸市の上畠寛弘市議会議員が実行委員会事務局長を務める11月12日の「第7回日台交流サミットin神戸」の中止を要求しました。
上畠寛弘市議会議員は13日、ツイッターで「日台の絆は不滅です。中共に屈しない!」と書き込んで、台湾への支持を強調しました。
世界保健機関(WHO)の第72回西太平洋地域委員会は10月25日から29日にかけて兵庫県姫路市で開催されます。西太平洋地域の国と地域37が参加します。この会議の主催国は日本です。
神戸市議会は10月7日、台湾によるオブザーバー参加を支持する意見書を可決しました。その理由として、台湾は航路、金融、観光、産業などの要衝だ。台湾を出入りした旅客は延べ6900万人に上っている。台湾がWHOなどの国際組織に参加することが出来なければ、日本、台湾のみならず、ひいては全世界の人々の健康にも脅威をもたらす可能性があると説明しています。
神戸市議会は、意見書の中で、日本政府に対して、必要な措置をとって台湾のオブザーバー参加を実現するよう求めています。