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国産ワクチンとの混合接種、指揮センター:難しい

  • 22 July, 2021
  • 曾輿婷
国産ワクチンとの混合接種、指揮センター:難しい
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部、「中央感染状況指揮センター」は22日、アメリカのモデルナ社と契約を結び、コロナワクチン3600万回分の購入に成功したと発表した。そのうち、100万回分が今年の第4四半期から接種が始まる見通し。(写真:中央感染状況指揮センター)

台湾の仏教系慈善団体、慈済基金会は21日、中国の上海復星医薬集団と契約を結び、ファイザーワクチン(BNTワクチン)を500万回分購入する契約を締結したと発表した。台湾の電子機器受託生産大手・鴻海精密工業(ホンハイ)と半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が今月12日にそれぞれ購入した、500万回分のファイザーワクチンと合わせて、台湾は合計1500万回分のファイザーワクチンを手に入れている。

また、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部、「中央感染状況指揮センター」は22日、アメリカのモデルナ社と契約を結び、コロナワクチン3600万回分の購入に成功したと発表した。そのうち、100万回分が今年の第4四半期から接種が始まる見通し。

なお、衛生福利部食品薬物管理署は19日、国産ワクチンメーカー、高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)が開発したコロナワクチンに緊急使用許可(EUA)を与えた。2回目の接種の際、国産ワクチンを受ける意向を表明した地方自治体の首長が出ている。指揮センターの陳時中・指揮官は「国産ワクチンとの混合接種に関する研究資料は少ないから、実施は難しい」と説明した。

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台湾の仏教系慈善団体、慈済基金会は21日、中国の上海復星医薬集団と契約を結び、ファイザーワクチン(BNTワクチン)を500万回分購入する契約を締結したと発表しました。台湾の電子機器受託生産大手・鴻海精密工業(ホンハイ)と半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が今月12日にそれぞれ購入した、500万回分のファイザーワクチンと合わせて、台湾は合計1500万回分のファイザーワクチンを手に入れています。

台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部、「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は21日の記者会見で、ワクチンの調達に協力した企業、団体と個人に感謝を述べました。ファイザーワクチンは、原則として12歳から18歳までの青少年が優先対象となりますが、指揮センターは、これらのワクチンが台湾に到着した後、状況を見て、ほかの年齢層にも開放することを検討するということです。

なお、国産ワクチンメーカー、高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・​バイオロジクス)が開発したコロナワクチンは19日、緊急使用許可を得ており、早ければ8月には一部接種が始まる見通しです。台湾北部・桃園市の鄭文燦・市長と南部・台南市の黄偉哲・市長は、選べるなら、2回目の接種は国産ワクチンを選びたいと表明しましたが、陳時中・指揮官は、「1回目と違って、2回目は国産ワクチンを接種することについては、国内の研究以外、世界各国では資料が少ないから、国産ワクチンとの混合接種は難しい」と説明しました。

指揮センターの専門家諮問チームの召集人、張上淳・医師によりますと、ワクチンの混合接種について、衛生福利部の感染症予防諮問会の予防接種組(ACIP)は「実際の検証データがあったほうが良い。国産ワクチンの混合接種の可能性は、検証データが出てから判断する」と主張しています。

なお、世界各国にはすでにイギリスのアストラゼネカ製ワクチンとアメリカのファイザーワクチンとの混合接種に関する研究資料が多くあります。台湾でこの2社のワクチンの混合接種を優先的に実施する可能性について、張上淳・医師は、「それらの資料は、数百名の事例を比較している。サンプル数は足りているかは、予防接種組の委員たちの判断に任せる。それに、ファイザーワクチンの到着日もまだ未知数だ」と指摘しました。

張上淳・医師は、「ファイザーワクチンの到着日はまだわからない。アストラゼネカ製とファイザーワクチン、それともアストラゼネカ製とモデルナワクチン、どちらが先に予防接種組の審査を通過するか、私では予測できない」と話しました。

なお、指揮センターは22日、アメリカのモデルナ社と2年間でコロナワクチンを3600万回分購入する契約を結んだと発表しました。そのうち100万回分が今年の第4四半期から接種が始まる見通しです。

(編集:曾輿婷/王淑卿)

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