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コロナ禍後の商機を見据え、沖縄観光会議局と「KKday」が提携

  • 31 March, 2021
  • 王淑卿
コロナ禍後の商機を見据え、沖縄観光会議局と「KKday」が提携
日本の沖縄県及び沖縄観光会議局と、台湾のオプショナルツアー予約サイト「KKday」が提携、ポストコロナのビジネスチャンス獲得のため、台湾の人々が手軽に沖縄観光の楽しみ方を知ることができるサイトを立ち上げた。(写真:同サイトのスクリーンショット)

 世界各国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっており、いくつかの国では感染状況にも落ち着きがみられてきました。現時点ではまだ海外旅行はできませんが、今年の年末には解禁される可能性も指摘されています。

 こうした中、日本の沖縄県及び沖縄観光会議局と、台湾のオプショナルツアー予約サイト「KKday」が提携、ポストコロナのビジネスチャンス獲得のため、台湾の人々が手軽に沖縄観光の楽しみ方を知ることができるサイトを立ち上げました。

 新型コロナウイルス流行以前の一昨年2019年、台湾から日本を訪れた人は実に延べ489万人と過去最高を記録しました。そして、台湾から距離的に近く、魅力的な観光資源も豊富な沖縄の人気は高く、2019年、沖縄県を訪れた台湾の人は、延べ76万1000人に達しました。この数は沖縄県にとって実に4割近くに達し、韓国、中国大陸、香港、アメリカなどに大差をつけ、国・地域別で最多でした。

 2019年、海外の観光客は沖縄でおよそ331億8500万人の商機をもたらしましたが、このうち台湾の人々は35%強貢献しました。また、台湾の人たちはリピート率も高いということです。

 こうした台湾の人たちの沖縄人気もあり、KKdayと2019年から提携をスタートしていた沖縄観光会議局は、ポストコロナを見込んで、台湾市場で沖縄観光をプロモーションしようと、さきごろサイトを立ち上げたんです。

 サイトは大きく4つのコーナーに分かれています。まず、映像のコーナーでは「沖縄観光主要交通案内」、「人気のグルメ&お土産」、「沖縄安心旅行」、「星空キャンプ」、「アウトドア活動」、「キャンピングカー運転体験」、「首里城周辺」、「史跡 斎場御嶽(せーふぁーうたき)」、「沖縄自然生態」、「沖縄飲食文化」、「外せない景勝地一覧」、「沖縄青の洞窟ツアー」、「美ら海水族館」、「沖縄波上宮 なみのうえぐう」など、沖縄旅行前に押さえておきたいポイントが、それぞれ1分弱のyoutubeの映像でまとめられています。

 また、旅の情報まとめコーナーは、観光スポット、テーマ別に、ブログのような写真入りの詳細な記事が10以上まとまっています。

 さらに、アウトドア体験厳選コーナーでは、Kkdayのオプショナルツアーがこれまた15ほどまとまっています。

 4つ目のコーナーは、個人旅行向けのコーナーで、レンタカー、SIMカード、レンタカー、レンタサイクル、バス乗車券、車のチャーターなどの商品がまとまっています。

 このサイトを読むだけで、十二分に沖縄旅行の予習ができそうな充実ぶりでした。読み応え、見ごたえがあり、沖縄県の本気度を感じます。

 インバウンド頼みだった日本の観光地の苦しさが伝えられていますが、台湾でアウトバウンドを請け負っていた業者も今、苦しい思いをしています。いつ解禁になるかについては現時点ではなんともいえませんが、コロナ後のビジネスチャンス獲得に向けた、こうした前向きな動き、仕掛けは素晴らしいですね。

https://events.kkday.com/KKday/HelloOkinawa-210

https://www.youtube.com/watch?v=snn54MtgCPA

(編集:駒田英/王淑卿)

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