米台公的接触規制解除、外交部「相互信頼深化の証」

  • 12 January, 2021
  • 曾輿婷
アメリカのマイク・ポンペオ国務長官が台湾時間10日に、台湾とアメリカの政府要員による公的接触規制の解除を発表した。(写真:アメリカ国務省より)

アメリカのマイク・ポンペオ国務長官が台湾時間10日に、台湾とアメリカの政府要員による公的接触規制の解除を発表した。今後、中華民国の正副総統、行政院長、外交部長、国防部長らによる米ホワイトハウスの訪問、駐米代表による米国務省訪問、米ワシントンD.C.に位置する、中華民国政府の国有財産「ツインオークス(Twin Oaks)」で中華民国の国旗を掲揚することなどの制限が解除された。

マイク・ポンペオ国務長官によると、米政府が台湾との公的接触に制限を設けた目的は、北京当局を配慮することにあるという。「米台公的接触規制」が解除されると共に、米国の対台湾窓口機関・米国在台協会を除いて、外交事務に関する国務省のガイダンスにおける「米行政機関がほかの実体を通じて台湾の関連部門と接触・往来すべき」とする規定もすべて廃止された。

呉釗燮・外交部長はこれに対して感謝を述べ、台米の公的接触規制の解除は、外交部が長年努力した結果だと指摘、台米の相互信頼関係が深まっていることは、台湾が堅実で、責任感のある外交政策を取っているからだと説明した。

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アメリカのマイク・ポンペオ国務長官が台湾時間10日に、台湾とアメリカの政府要員の公的接触に対する規制を解除すると発表しました。これにより、中華民国の正副総統、行政院長、外交部長、国防部長らによるアメリカホワイトハウスへの訪問、台湾の駐米代表によるアメリカ国務省訪問、アメリカのワシントンD.C.に位置する、中華民国政府の国有財産「ツインオークス(Twin Oaks)」における中華民国の国旗の掲揚などの制限が解除されました。

ポンペオ国務長官によりますと、アメリカ政府が台湾との公的接触規制を設けた目的は、北京当局を配慮することにありました。しかし、これからはそうはしないということです。

台湾とアメリカの関係を振り返りますと、2015年に、蔡英文氏は最大野党・民進党の総統公認候補として、アメリカの国務省を訪問しました。蔡氏が総統に当選した後、アメリカを訪問する政府高官のレベルも高くなりました。

台湾とアメリカとの公的接触規制解除について、外交部の呉釗燮・部長は、「突然ではない」と話しました。

呉釗燮・外交部長は、「これは、長年努力してきた成果だ。台湾とアメリカとの相互信頼関係が深まっているのは台湾が堅実で、責任感のある外交政策を取っているからだ」と説明しました。

しかし、アメリカのトランプ政権が1月20日にバイデン氏にバトンタッチします。その前にいきなり公的接触規制解除が発表されました。これについて、中共の機関紙「環球時報」の世論コーナーでは「予期せぬ厳しい結果」を示唆、「ポンペオ国務長官が退任前に台湾を訪問した場合、中共の軍機はすぐ台湾の上空を通り、主権を宣告する」と警告しました。

これに対して、アメリカ国務省のモーガン・オータガス報道官は、「ポンペオ国務長官は台湾を訪問する予定はない」と説明し、アメリカは台湾を応援し続けると強調しました。

なお、アメリカのケリー・クラフト国連大使は13日から15日まで、台湾を訪問します。ポンペオ国務長官による台湾とアメリカとの公的接触規制解除について中国外交部は、珍しくただちに反撃・反論していません。台米関係の強化に対する中共の反応には、まだまだ注意すべきということです。

(編集:曽輿婷/王淑卿)

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